仕事と子育ての両立がしんどい…「内省」で新たな視点を見つける

人事×キャリコン
さわ
さわ

こんにちは!

自分の気持ちが喜ぶことを見つけて生きていく!

週末キャリアコンサルタントの“さわ”です。

 

今日のテーマは「仕事と子育ての両立がしんどい…「内省」で新たな視点を見つける」です!

 

新学期が始まりましたね!

この4月から職場復帰という方も多いのではないでしょうか。

 

そういうわたしも去年生まれた下の子が保育園に入園となり、4月の1週目は慣らし保育で大変でした。

上の子の記憶をたどると、ふたりとも全く泣かず思った以上にスムーズに慣らし保育ができていたので、今回もそんな感じでスムーズに進むかな…という期待とは裏腹に、初日から泣くわ、ミルクボイコット(家では飲むのに保育園では飲まない現象:さわの造語です)はするわ…で初日から先が思いやられる展開でした。

 

わたしのことはさておき、今日のテーマは「仕事と子育ての両立がしんどい…「内省」で新たな視点を見つける」です。

 

「しんどい…」という気持ちに寄り添う

わたしは既にワーママ歴8年となり、ずっと正社員で仕事を続けてきていますが、慣らし保育が終わったかと思うと子どもの熱で周りに「ごめんなさい」と頭を下げて帰る日が続いたり、下痢で3週間保育園に行けず、当然仕事にも行けず…はぁ、いつまで続くんだろう、こんなんで仕事と育児を両立できるのかなぁ…と不安に思ったことがたくさんあります。

 

「仕事を続けながら育児をする」という選択をした方なら「しんどい」と思ったことが一度はあるのではないでしょうか。

 

「しんどい」と思った言葉の中にはどんな気持ちがありますか?

 

 

かわいいわが子と離れるのがしんどい…

子どもを理由に毎回「すみません…」と言いながら仕事も中途半端な状態で帰らなければならないのがしんどい…

夫も忙しそうで私が頑張らないといけない…だけどしんどい…

気づくとイライラを子どもにぶつけてしまう自分がイヤでしんどい…

休みが続くと「気にしないで!」と言ってくれる同僚の顔から笑顔が消えていくのがしんどい…

気づくと年休がほとんど消えていて、この先どうしようか…と気持ちがしんどい…

 

 

あなたの「しんどい」という言葉の中にどんな気持ちがあるでしょうか。

今まさに「しんどい…」という気持ちになっているようでしたら、紙に書き出してみてくださいね。

 

言葉の中に隠された自分のありたい姿

いろいろな「しんどい」気持ちがあると思います。

 

だけどよく見てみてください。

 

 

産後数ヶ月で職場復帰するお母さんもいるけど、どうして私は「かわいいわが子と離れるのがしんどい…」と思っているのだろうか…。

職場で育児をしているあの人もよく早退しているけど全然平気そう…。どうして私は「仕事も中途半端な状態で帰らなければならないのがしんどい…」と思っているのだろうか…。

夫も子どもにとっては親なのに、どうして私は「夫も忙しそうで私が頑張らないといけない」と思っているのだろうか…。

 

 

ここで考えてほしいのは「どうして私はこの状態をしんどいと思っているのだろうか。」という視点です。特に「私以外の人は気にしていなさそうだけど私にとってはしんどいこと」ととらえていることについてはよくよく掘り下げてみてください。

 

どんどん掘り下げていくと、そこには「あなたの考え方」というベースに行きつくのではないかと思います。

 

例えば「子どもとできるだけ一緒にいたいと考えている自分」だったり、「仕事を完璧に仕上げたいと思っている自分」「夫に任せる・頼るのは心配だと考えている自分」がいるのではないでしょうか。

 

それこそが「言葉の中に隠された自分のありたい姿」だとさわは考えています。

 

自分の気持ちを大切に自分を変えていく

「言葉の中に隠された自分のありたい姿」はあなたにとって大切な存在です。

 

なにが良いとか悪いとか良い・悪いでジャッジできるものではありませんし、あの人の考え方はうらやましいなぁとか母親としてどうなの?と言うように、他人のレッテル貼りに使うものでもありません。

 

ただただ、ここで見えてきた「言葉の中に隠された自分のありたい姿」を眺め、そんな自分の気持ちを抱きしめてあげてください。

 

存分に自分のありたい姿を味わうことができたら、次は「自分を変える方法」を考えていきましょう。

 

「過去と他人は変えられないけど未来と自分は変えられる」という言葉があるように、他人を変えるのは大変です。一方で自分を変えることは「変わろう!」と思うことができたなら、意外とすんなり変われます。

 

できることから「変えて」いきませんか?そうすれば「しんどい」という気持ちも「変えて」いけると思います。

 

例えば「何もかも夫に頼らず自分でやらなければならない」と思っている自分の気持ちを十分に受け止め、「子どもの前で笑顔のお母さんでいるためにはどう変わろうか。少しずつ夫と情報を共有して一緒に育児ができるようにしていこうか。」というように。

案外、旦那さんに頼んだらすんなりやってくれるかもしれませんよ。「任せられない自分」にブロックをかけているのは「私がやらなきゃ」というあなたの大切な気持ちなので、その気持ちは大事に抱きしめてあげて、自分のありたい姿を味わって、明るい未来のために少しずつ手放してあげられるといいですね。

 

他の例だと、「自分にとってかけがえのないかわいい我が子が生涯の友達を見つける場となるのではないか」という新しい視点で意味づけし、少しずつ子離れする。「受け手にとっての『完璧』を一度確認してみよう」という行動変容だったりが考えられるかもしれませんね。

 

わたしのことを書きます。

 

わたしの母は子ども(さわと妹)を産んで、続けたかった仕事を辞めたそうです。

子どもの頃から「お母さんは仕事を続けたかったのに、あなたたちのために仕事を辞めて専業主婦になってあげたの」「お父さんと離婚したいけど、離婚したらあなたたちが困るから離婚しないの」ということをいつも子どもに言う人でした。

 

子どもながらに「母親が自分の人生を肯定できないのはわたしたちのせいだ」と思っていましたし、自分のしんどい思いを「子どものため」と言いながら子どもにぶつけてくる母親が大嫌いでした。

 

わたしが企業人事として仕事と家庭の両立支援を進めていくうえで「絶対に会社都合を理由に社員の子どもの気持ちを不幸にしない」という強い気持ちで進めていたのも、キャリアコンサルタントとして「親の笑顔が子どもの笑顔につながる」ということを信じて活動をしているのも、こういった子どもの時の自分の気持ちがあります。

 

そんなわたしの気持ちを、この文章を読んでくださっている皆さんに強要するつもりはありませんが、ご自身の「しんどい」という思いの原因が、あなたの大切なお子さんに向けられる前に「ご自身のありたい姿を抱きしめて、存分に味わって、それから自分を変えていく」ことにつなげていってほしいなと思います。